「生涯健康都市」実現の一歩として、荒川区も「受動喫煙防止条例」制定を…

「生涯健康都市」実現の一歩として、荒川区も「受動喫煙防止条例」制定を…

兵庫県で受動喫煙防止条例で心疾患減の調査結果
やはり例外なき「全面禁煙」が必要ではないでしょうか!

荒川区は、生涯健康都市宣言を行い「まちをあげて健康づくりを進める環境を整える」としています。また、区としても平均寿命の延伸などを政策目標にし、ホームページでも「たばこの煙で困らないまちづくりを目指しています」と宣言。
ところが、一番問題の受動喫煙防止対策は、遅れています。
そんな折、東京新聞の11月15日付に「受動喫煙防止条例で心疾患減」「兵庫県 国内初調査」の見出しを目にしました。さっそく兵庫県受動喫煙防止対策検討委員会のサイトから資料を入手。兵庫県の受動喫煙防止条例は、教育・保育施設・官公庁・病院の禁煙、一方飲食店は、施行後一定期間・分煙可としています。しかし東京都の条例が、飲食店原則禁煙としている(84%該当)より甘い規定です。
こうした中、今回の兵庫県は、条例施行前とその後の2年間の急性心疾患の発生件数について神戸市、尼崎市など調査しました。その結果、神戸市では、この3年間に急性心疾患の患者が1割減少していることがわかりました(上表参照)。そこには、県条例=受動喫煙防止の徹底状況の差があることが明らかになりました。神戸市では、完全禁煙店が3割以上で、さらに条例の順守率も97%、他の地域は平均が88%のようです。県条例の徹底の差が表れているとの考えを示しています。
荒川区での具体的行動を
受動喫煙を原因とする国内の死亡者は毎年1万5千人、交通事故死の4倍です(国立がん研究センター発表)。日本共産党区議団は、公衆が集まる場所の屋内全面禁煙、医療機関や学校の敷地内禁煙等を定めた区条例制定を求めていきます。みなさんご意見をお寄せください。