区立高齢者通所サービスセンターの再編計画…西尾久西部通所サービスセンター廃止の再検討を求める

区立高齢者通所サービスセンターの再編計画…西尾久西部通所サービスセンター廃止の再検討を求める

サービス利用者の合意抜きの強行はダメ
荒川区は、区立高齢者通所サービスセンターの廃止を含めた再編計画を進めようとしています。そのうち、西尾久西部通所サービスセンターは、同一建物に知的障害者の生活支援など行う区立尾久実習所=希望の家を併設し23年間、高齢者も障害者もその家族も交流しながら運営されてきました。ところが、今回の通所サービスセンターの廃止と生活実習所の拡大の計画は、まさにそれぞれの利用者にとって寝耳に水の話です。
現在通所サービスセンターの利用は約90人。場所にも慣れ顔なじみも増え、1週間の生活リズムもでき定着しています。利用者一人一人に寄り添った対応が必要です。民間の同じサービスが増えていると区は、いいますが、介護報酬引き下げで3年間で区内23事業所が廃業。区立の場合、各地域の拠点としての役割もあり、市場原理に左右されず、区として介護サービスを提供する責任を果たすことができます。また、重度の方の受け入れも区立施設の役割です。議会では、西尾久西部通所サービスセンター廃止の再検討を求めました。

障害者の生活支援…生活実習所の増設を
生活実習所=希望の家は、1984年に設立。現在の地に移ったのが1995年。その7年後に尾久保健相談所跡に分場が開設されてきました。しかし、現状でも手狭となり、今後の利用者増を見越して、新しい通所施設の開設が課題にあがり、保護者のみなさんからも毎年のように要望が出されていました。
尾久の定数拡大だけでは対応できません。ゆとりある面積の確保など考えた場合、地域的なバランスも考え、利用可能な都有地なども検討し新施設を建設すべきです。