区が「食品ロス実態調査」を実施、年末年始に「ごみ問題」を考える…

区が「食品ロス実態調査」を実施、年末年始に「ごみ問題」を考える…

年末年始は、各ご家庭で家族や友人など集まり、会食する機会も増えることでしょう。商習慣が変わって元旦や2日からスーパーなども営業していますが、やはり、年末は、お正月の準備に多くのお買い物をすることになるようです。
そんな折、荒川区が環境省と連携して行った食品ロス(食べる前に捨てられる食品)の実態調査の結果が公表されています(区報12月7日付)。
15自治体が実施し23区では、荒川区と葛飾区が参加。
荒川区の結果は,食品廃棄物の発生量は平均以下ですが、食べ残しが多いという結果が出ています。これをどう分析するかはこれからのようです。
しかしはっきりしていることは、厨芥ごみ=生ごみが可燃ごみの半分以上を占めている現実です。ごみ減量のためには「水切り」や食品ロス削減に取組む必要があります。各家庭でできることから話し合ってはどうでしょうか。

拡大生産者責任や食品リサイクル法の厳格な実施を
同時に、家庭だけでは、限界があります。賞味期限の3分の2を過ぎれば食べることができても店頭から撤去するという食品流通業界の慣習も改めることが必要です。また、現在の自治体と住民に負担を押し付ける制度から、生産者が、製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負う「拡大生産者責任」の実現が必要です。

 

食品ロスを減らしため…荒川区が「もったいない大作戦」を実施中

☆あら!もったいないキャンペーン
 年末年始、「もったいない協力店」食品ロスのクイズに正解した方の中から抽選で200名様に景品をプレゼント
 12月7日から来年2月28日まで
☆街なか子ども応援フードドライブ(先行実施)
 区内のスーパーなど対象に調味料や賞味期限間近の食品を提供してもらい、子ども食堂などへ届ける。
 来年度からの本格実施に向けて、今年から先行実施
《これまでの取り組んだ事業》
▽もったいない協力店の登録店舗拡大
▽フードドライブの拡大
 各家庭での未使用の食料を持ち寄り福祉施設などに寄付する「フードドライブ」を実施。
※詳しくは区のホームページをご覧ください
 問い合わせ 清掃リサイクル課計画係 
     電話 03-3802-3111(内線:470)