荒川区の新年度予算案が発表…当初で初めて1000億円台に!(荒川区議会2月会議がはじまります2/14~3/14)

荒川区の新年度予算案が発表…当初で初めて1000億円台に!(荒川区議会2月会議がはじまります2/14~3/14)

区民のくらし応援の予算案になっているか?
命暮らし守る自治体の役割発揮を求めます

2月5日、荒川区は、2019年度荒川区一般会計予算案をプレス発表。1000億円台の大型予算案となっています(一般会計と3特別会計を合わせた額は1494億円※左表参照)。
区は、荒川区総合スポーツセンター大規模改修24億5721万円、児童相談所設置準備経費13億6023万円、私立保育園開設運営費9億1655万円などが増要因としています。
新たな事業の中には、高齢者の日常生活用具支給拡大、小規模事業所設備投資補助の区内営業期間10年を5年に緩和なども予算化されています。
長引く消費不況に苦しむ区民のくらし応援になっているのかが問われます。みなさんから寄せられた声を届け、願いの実現に全力を尽くします。

新年度予算の主な新規事業
▽福祉用具給付事業
高齢者の自立支援用具として、シルバーカー・手すり・シャワーベンチの給付。65才以上で介護保険と同様1割負担予定。【1,165万円】
▽中小企業設備投資補助の拡充
区内での事業継続の要件を10年以上から5年以上に緩和。また小規模事業者だけでなく中小企業にも対象を広げる。【1億2,377万円】
▽保育所IT支援
保育所業務支援システム(登園管理や保育計画、保護者メールなど)を導入する事業者に1園あたり200万円を上限に補助【1億1,600万円】
▽産後ケア事業の拡大
宿泊型。日帰り型の産後ケアに加え、助産師等が自宅訪問して授乳や乳房トラブルに対する相談指導を行う訪問型(1回1千円)を増やす。【1,086万円】
▽学校体育館空調設備設置
原中・九中・峡田小・汐入小をモデル校に昨年設置。災害時には避難所ともなる区立小中学校と生涯学習センターの体育館すべてに設置する。【8,880万円】
▽教育関係では「中学1年生の基礎学力向上事業で夏休み補習授業150万円」「英語検定受験料年1回全額助成371万円」「タブレット5年リースの契約2019年7月まで、更新で6億5,343万円」…など。6億円のタブレットPCについては、授業での使用状況からみて、ほんとうに「1人1台体制」が必要なのか、しっかりとした検証が必要です。

※表紙の写真は、町屋2丁目で建設中の私立認可保育園(4月1日開園予定)