改選後の本格論戦を行う区議会(6月24日から7月10日)、「2億5千万円配るのに事務経費3億円」など消費税増税がらみの議案もでます

改選後の本格論戦を行う区議会(6月24日から7月10日)、「2億5千万円配るのに事務経費3億円」など消費税増税がらみの議案もでます

6月に入り、改選後の荒川区議会も本格的な論戦が行われる6月会議が迫ってきました。
この議会には、区長提出の議案が現在15本内示(左表参照)されています。
この中には、消費税増税に伴った国の対策▽介護保険料の低所得層の減額▽プレミア付きお買物券補正予算があります。また、▽防災センターの廃止▽サンハイム高齢者通所サービスセンターの廃止▽学童クラブの新設(尾久小学童クラブ)▽学童クラブの支援員の資格取得要件▽日暮里繊維街の両側20m区域で店舗設置の義務付け…など重要な議案が多くあります。
区民のくらしを第一にして審議に臨みます。
また改選後初めての質問は、小林行男区議(6月24日午後予定)と初当選の相馬ゆうこ区議(25日午前の予定)が行う予定です。
ぜひ傍聴にお出かけください。

2億5千万円配るのに3億円の事務費が…

今回の補正予算案は、消費税増税対策で低所得層などへ5千円のプレミア付きお買物券を発行する経費。非課税者(課税者と同一生計、生活保護は除く)と2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子どもがいる世帯に2万5千円の商品券を2万円で販売。区民の対象5万8千人、内申請見込み5万人で試算。使用期間は2020年3月まで。
手続き等は、民間業者に委託、販売は区内郵便局を予定。補正予算4億5千万円ですが、プレミアム分は、5千円ですので5万人で2億5千万円です。残り2億円が委託料等事務費。すでに予備費を流用して1億円支出済みですので事務費だけで3億円もかかります。
一回だけのプレミア5千円でその後は、2%増税が続きます。どこから見ても愚策そのものです。これで消費税増税を「我慢しろ」とは…。やはり消費税増税は中止するしかありません。