区がコロナ危機の「財政フレーム」を策定、毎年の財源不足(赤字)などを予測…大規模再開発は推進?
- 2020.09.22
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リーマンショック後も毎年黒字計上し基金も積み増し
決算では、基金取り崩しも毎年ゼロなのですが?
区は、9月1日の区議会総務企画委員会に、コロナ危機における将来にわたる歳入と歳出の見込額を算出した「財政フレーム」を報告しました。
区が採用する「財政フレーム」は西日暮里駅前再開発「大ホール」建設と旧南千住浄水場跡地(都有地)購入を中止することを前提にしたものです。コロナ感染対策と区民の暮らし応援を第一に考えれば当然の前提です。
しかし、来年度から今年度から2028年まで9年間は、毎年区財政は赤字、区の貯金=基金も毎年取り崩しでマイナスにんるなど予測しています。
リーマンショック後と比べると
区は、リーマンショック時以上の景気後退を予測しています。もちろん予断を許さない事態です。確かにリーマンショック後の4年間、最大の財源である財政調整交付金は、2カ年で15%減収、その後も2年間減収が続きました(上表参照)。しかしその間も毎年決算で20億円規模の黒字を出し、今日まで続いています。しかも財政調整基金基金の取り崩しは、2009年以降ありません。
不要不急のプロジェクト・イベント見直しを
不要不急の事業を見直し、基金も計画的に使うことなどで、コロナ感染拡大防止と暮らし応援の財源は、あります。皆さんのご意見をお寄せください。
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